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早稲田大学航空部
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Soarist


大空を舞う

エンジンはいらない。

エンジンがついた旅客機は世界を股にかけ、戦闘機は空を駆け抜ける。
グライダーは自然のエネルギーだけを頼りに大空を舞うのだ。
エンジンのない静かな機体で鳥のように飛ぶのはこの上ない幸せだ。
​実際に上空でトンビやタカを追いかけることもある。
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グライダーが空を飛ぶ方法

飛行機は宙に浮くためにスピードを出す必要があります。速度が出ると翼が揚力を生み、離陸することができるのです。
エンジン付きの航空機はそれで速度を出しますがグライダーの場合は外部の動力に頼らなければなりません。
その方法がウィンチ曳航(Winch Tow)と飛行機曳航です(Aero Tow)。
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ウィンチ

写真左上に機体があるのが見えるだろうか。
手前にある赤いものがウィンチで凧揚げと同じ要領で機体につなげたワイヤー(索と呼ぶ)をウィンチで巻き上げることで機体に速度を与える。
妻沼でウィンチは機体の発航地点より約1,2km先にセットされている。
​
機体はウィンチ上空まで来ると索を切り離す。
後はパイロットの自由だ。

離脱高度:400〜700m
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飛行機曳航

動力付きの飛行機に機体を引っ張ってもらって上空で索を切り離す。
よって離脱高度は自由に取れるのが特徴だ。
先導する飛行機のパイロットはTow Pilotと呼ばれる。
妻沼では珍しく、夏に行う関宿合宿で体験できる。

飛び続けるには「上昇気流」

グライダーは宙に浮くと紙飛行機のように高いところから低いところへ降りていくことで飛び続けています。
速度を出せば揚力が生まれて飛べるので、自転車で坂を下りながら速度を出していくようなイメージです。
物理でいうと位置エネルギーを運動エネルギーに変えているのです。
つまり高いところに行けない限り、離脱してからゆっくりと地上に降りていくのです。
妻沼であれば約7分間のフライトとなり、距離にして半径3kmほどにとどまります。
​
グライダーが、高いところに行ったり長時間飛ぶには上昇気流が必要です。
​例えばグライダーが毎秒1m降りているとします。そこに下から毎秒3mの上昇気流が吹いているとすると機体は毎秒2mで上昇して行くのです。
上昇気流にはいくつかの種類があり、地上で温まった空気が登って行くサーマルや、風と風がぶつかるコンバージェンス、
何百キロもの距離を飛ぶことのできるウェーブ、横から吹いてきた風が山にぶつかって登って行くリッジなどがあります。

また上昇気流は計器や景色、音や体感など、五感を使って感じ取ることができます。
このようにして上昇気流を使って空を飛ぶことをSoaringと呼びこれを楽しむ者をSoaristと呼ぶのです。
トンビやタカなどの猛禽類が上空で羽ばたかず同じ所を回っているのと全く同じです。
彼らはソアリングの天才です。
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​一つのサーマルの中で飛ぶ二機の機体
​

サーマルは狭く、縦に筒状になった上昇気流帯なため、
その中に留まるために熱源を中心に円を描くように飛び続ける。

上級者になると対角にポジションを取り、お互いに認識しながら一つのサーマル内を飛ぶことがあり、これを「ガグル」と呼ぶ。
​

高く、遠く、速く

上昇気流は自然が生み出すエネルギーでそれを制覇しようとするととても奥が深いです。
航空部が行なっている大会では、いかに速く上昇し、効率的に次の目的地に向かい、安全に周回するのかということを競っています。
もちろん上昇気流があるということは下降気流もあり、どこが上がりやすいのか、どの気流が安定しているのかなど
次のレベルのフライトをするためにはそれらを瞬時に見極め、的確な判断を下さなければなりません。

普段の訓練でも高い高度まで上がると今までにない景色が見え人生観が変わります。
日常生活で感じている様々なストレスも大空を自由に舞う経験の前に全て忘れてしまいます。
天気が良ければ80km先にあるスカイツリーや300kmほど先にある富士山まで見え、関東平野全域を見渡すことができます。
​技量と天候さえ揃えば空を自由自在に飛ぶことができ何時間も飛び続けたり、遠くまで飛行するクロスカントリーを行ったりできます。

この奥の深いスポーツに取り憑かれ卒業後もグライダーを続けて世界大会に出ている人や世界記録を作った人がOBOGの中に何人もいます。

またグライダースポーツは知識と経験が重要であることから、卒業後にOB•OGで組織する紺碧ソアリングクラブにおいて、生涯スポーツとして楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいます。
​もちろんやる気さえあれば男女・文理関係なく楽しめるのも特徴です。

​航空部は無限に広がる大空への第一歩なのです。

グライダーの歴史

第一次世界大戦後、ドイツでエンジン付きの飛行機の製造や飛行が制限されエンジンのないグライダーが軍事用に発展しました。
また空気力学を求めた無駄のない美しいデザインのグライダーは人々から愛され、エアロスポーツとしての発展も遂げました。
早稲田大学航空部はこの頃1930年に誕生しました。
1940年の東京オリンピックではグライダーがオリンピック種目となる計画でしたが、第二次世界大戦の影響で白紙となってしましました。

その後ヨーロッパ内陸部では優雅な人々が休日に行うスポーツとしてヨットやボートのように発展し、
​機体は強化プラスチックやカーボンファイバーといった新たなテクノロジーによりさらなる進化を遂げています。
現在はアメリカ大陸やオーストラリア、アフリカ大陸などにも広がり日本でも変化の多い国土を生かして楽しまれています。

世界のグライダークラブの様子

〜ドイツ〜
〜オーストラリア〜
→機体紹介

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妻沼滑空場:埼玉県熊谷市妻沼1975
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